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星々を巡る7年間の歩み|Winking Studiosと『Destiny 2』の協業を振り返る

Season of Opulenceから始まった7年間の

『Destiny 2』が2026年に第30シーズンを迎えるにあたり、Winking Studiosは2019年以来、本作の成長とともに歩んできた軌跡を振り返ります。

動画出典:Bungie/『Destiny 2』公式YouTubeチャンネル

『Destiny 2』の第7シーズン「Season of Opulence」から開発協力に参画したWinking Studiosは、3Dキャラクター、3D武器、3Dリギングなどの制作を継続的に担当し、開発元のBungieとともにゲームを形づくる重要なビジュアルアセットを手掛けてきました。長年にわたり、Winkingチームは数多くのシーズンアップデートを支え、長期的な協業を通じて、海外AAAゲームプロジェクトにおける開発・コミュニケーションの豊富な経験を培ってきました。

作品とともに成長した制作チーム

豊かな世界観、独自のアートスタイル、そして緻密なデザイン基準によって、『Destiny 2』は世界中のプレイヤーから愛されるSFユニバースを築き上げました。制作に携わるチームにとって、長期開発の中で安定した品質を維持しつつ、バージョンの反復や要件の変化に対応しながら制作効率を高め続けることは、常にプロジェクト推進の中核となる課題でした。

高度な開発要件に応えるため、Winkingチームは長年にわたり蓄積してきたゲームアート制作の経験を生かし、Bungieチームとの協業体制を段階的に深化させてきました。アートスタイルの的確な理解から制作工程の緊密な連携まで、両社は継続的かつ密接なコミュニケーションを通じて、各開発段階のニーズに対応できる堅固な仕組みを構築しました。長い時間をかけて育まれた信頼と相互理解があったからこそ、Winkingは各アップデートにおいて、『Destiny 2』の基準を満たすビジュアル成果を安定して提供することができました。

Destiny 2: Season of Arrivals

2019年から『Destiny 2』に携わり、現在はWinking Studiosの欧米地域プロジェクトマネジメント責任者を務めるDana Zhangは、本プロジェクトに最も長く携わってきたメンバーの一人です。Winkingと『Destiny 2』の協力関係が、初期のすり合わせを経て、現在の成熟した連携へと発展していく過程を間近で見届けてきました。

Danaによると、プロジェクト参画当初、海外AAAタイトルの極めて高い品質要求に応えるため、チームは開発元のクリエイティブ基準を理解することに多くの時間を費やしました。アートの細部から工程上のルールまで、一つひとつを繰り返し確認し、磨き上げていきました。この適応期間は決して容易ではありませんでしたが、何度もコミュニケーションと修正を重ねることで、国際的なチームと効率的に協業するためのワークフローを確立し、その後のプロジェクト進行を支える強固な基盤を築くことができました。

協業が深まるにつれ、Winkingチームはゲーム内容と品質基準への理解を深め、大規模な国際プロジェクトを進めるための実践経験と判断力も身につけていきました。Danaにとって、試行錯誤から成長へと至るこの歩みが育んだものは、技術面での連携だけではありません。困難に向き合うチームの自信もまた、この7年間の協業で得られた最も大切な財産の一つです。

長期的な信が支えた、安定した協業

Winking Studiosと『Destiny 2』が長期にわたり安定した協力関係を築くことができた背景には、品質に対する共通のこだわりに加え、この歩みの中で徐々に培われた深い相互理解があります。

プロジェクトマネジメントチームによると、Bungieは常にオープンかつ効率的なコミュニケーションを重視し、制作過程で双方が迅速に意見を交わし、ともに課題を解決できる環境をつくってきました。こうした協業の中で、制作チームにとって『Destiny 2』への取り組みは、単なるプロジェクト遂行を超え、作品そのものへの共感と愛着へと変わっていきました。Danaは、『Destiny 2』はこれまで携わった中でも特に働きやすく、強い帰属意識を感じられるプロジェクトの一つだったと語ります。

作品の背後にある創造力

7年間の協業において、一人ひとりのキャラクター、一つひとつの装備、そして各アップデートの背後には、クリエイティブチームによる数え切れないほどの検討と調整が積み重ねられてきました。

『Destiny 2』のアートリードを務めるYanLong Changは、『Destiny 2』と『スター・ウォーズ』のコラボレーション装備シリーズに携わった際、最大の課題は単にモデルを完成させることではなかったと振り返ります。映像作品を象徴する装備デザインを忠実に再現しながら、『Destiny 2』の世界観、アートスタイル、制作仕様にも適合させる必要がありました。あらゆる構造線を正確に表現するため、チームは膨大な資料を参照し、プロポーションとディテールを繰り返し調整。リアルな再現性とゲームデザインのバランスを追求しました。

Destiny 2: Renegades

Destiny 2: Renegades

Destiny 2: Renegades

技術面での挑戦に加え、各シーズンのテーマもクリエイターに絶え間ないインスピレーションをもたらしました。中でもYanLongが特に印象深いと語るのが、第21シーズン「Season of the Deep」の装備です。深海生物の要素と魚の尾を思わせる流線的なシルエットを組み合わせ、唯一無二のビジュアルスタイルを実現したこのデザインは、Bungieからも高い評価を受けました。

Destiny 2: Season of Deep

Destiny 2: Season of Deep

Destiny 2: Season of Deep

『Destiny 2』の制作への参加は、大規模AAAプロジェクトにおける実務経験を蓄積する機会となっただけでなく、Winkingチームがより多様な創作の視点に触れる契機にもなりました。未来的なSFやゴシック様式から、ファンタジー、宗教的モチーフまで、多様な文化的表現が交差して『Destiny 2』ならではのスペースオペラの世界を形づくり、制作を重ねるたびにクリエイター一人ひとりのデザインの視野を広げてきました。

旅はき、創造の精神は未

2026年、『Destiny 2』は第30シーズンを迎え、Winking StudiosとBungieによる7年間の協業も重要な節目を迎えます。

『Destiny 2』のアップデートが正式に一区切りを迎える中、Danaはやはり名残惜しさを感じずにはいられないと語ります。

「この作品は、とうの昔に単なる仕事ではなく、私たちの生活に欠かせない一部になっていました。今、終わりを迎えたことには寂しさもありますが、数々の輝かしい瞬間を見届けられたことを心から幸せに思います。」

Winking Studiosにとって、『Destiny 2』の発展に携わったことは、かけがえのない創作経験です。キャラクターや武器からゲーム世界を構成する一つひとつのディテールに至るまで、その背後には多くのチームが力を合わせた成果が凝縮されています。

これまで支え、緊密に協力してくださったBungieの皆さまに、心より感謝申し上げます。Winking Studiosは今後も、グローバルな制作力と豊富なゲーム開発経験を生かし、より多くのトップクラスのプロジェクトに参画しながら、期待を超えるゲーム作品を生み出してまいります。

“May your Light never fade.”

Winking Studiosの『Destiny 2』作品をもっと見る :https://www.artstation.com/winkingart/albums/11720846